ハッチ1歳4ヶ月の頃

 

ハッチは1歳4ヶ月に入ると、急に背が大きくなったようで、
体もがっちりというかしっかり筋肉質になってきた。

ショッピングセンターに入ると、私(ままっち)の手を振りほどき、
「あ〜」とか「わ〜」とか言って走り出し、うれしくてしょうがない様子。

 



それを見たお客さんたちは「元気な子ね〜」とか言って笑っていた。
あちこち走り回るので、結局カートに乗せている。

消火器や、赤や緑のポールがあると目に入りやすいのか寄って行って
両手でポンポン叩いたり、触ったりして目が離せない・・・。



子供広場では、最初はすぐに出てきてしまっていたが、慣れてくると、
お兄ちゃんたちが走り回っているのを見て、テンションが上がり自分も
真似して走り出す。

普段はままっちとハッチ二人のときが多いので、なるべく子供がいる
場所に連れて行き、遊ばせるようにしている。



公園でも子供がいるところに寄って行き、ボール遊びをしていた3歳くらい
の男の子のボールを自分のもののように取って、持って行ってしまう。

まだ一緒に遊ぶということは出来ないみたい。

言葉もだいたい「あ〜〜〜〜〜〜」とか「あ〜あ」とかで
感情を豊かに表現している。

ハッチ1歳3ヶ月の頃

ハッチが来てから、車にはチャイルドシートを付けたが、小型車
でスライドドアじゃないので、買い物など駐車するときはなるべく広く
ドアを開けられる場所を考えなければならず、とてもストレスだった。

しかも、ボンネットは色あせてきてたし…

 



そんな不満というかネガティブなエネルギーを車に発してたせいか?
狭い地下駐車場に車を止めるとき不注意でコンクリートの柱に車の
後ろの角をぶつけてしまい後ろのガラスがバリバリに割れてしまった。

 


これは、相当の修理代になるな…
という思いは一切よぎらず
「やっとこれでスライドドアの軽に買い換えられる!」
と思ってしまった。

 


この日は義父が弓の試験を受けるためにうちに泊まることになっていた日で
色々あわただしかったが、ぱぱっちが運よく休みだったため、知り合いの
車屋さんにぶつけた車を持って行き、そのままスライドドアの軽を注文して
しまった。

お金は飛んで行ってしまったが、やはりスライドドアはものすご〜くいい!
子供がいる家庭は大抵スライドドアが多い理由がよ〜くわかった。
今度は車に対しての不満を持たないようにナンバーも指定することにした。

そして、どんどん貯金が減る我が家であった・・・



ハッチはもう、かなり大人と同じ食事ができている。
相変わらずミルクは大好きで、白湯とかお茶をあまり好まず、
フルーツジュース100%を白湯で薄めたものなら飲む。

家でも走り回り、外に出たくてしょうがないようで、公園に行ったり
ショッピングセンターに行ったりして遊ばせるようにして疲れさせ
そのあとバタンキューと寝るハッチ。

 



 

ハッチ1歳2ヶ月の頃


この頃はこいのぼりの季節で、ぱぱっちの実家では、ハッチの
ためにこいのぼりをあげてくれていた。
しかも、のぼりにはハッチの名前入りである。

ぱぱっちは長男で、弟夫婦にも男の子はいるが、やはり「長男」というのは
格が違うというか、「やはり長男」みたいなところがあって、核家族で育った
私には田舎の長男のポジションは全然違うんだな〜と結婚当初はびっくり
してばかりだった。

 


だから、長男夫婦に子供が出来ないというのは私にとっても相当プレッシャー
でぱぱっちの実家に行く事がとても憂鬱なときもあった。

義母に「子供がいないとあんたらの老後が困る」みたいなことを言われて
「老後の面倒を見てもらうために子供を作ろうとは思いません!」
なんて反発したときもあった。

でも、ハッチが来てからは、「みんな仲良く」が一番だなと思い
実際にみんな仲良く平和になった。
(アレ?私が反抗してただけ?)

何よりも、ハッチがみんなに愛される子になって欲しいという気持ちは
とても大きい。血がつながらないけど、こんなに自分を愛してくれるんだ
とわかる子になれば、ハッチも平等に多くの人を愛することができると思う。

だから、養子ということは決してデメリットではないはず。
むしろメリットも沢山ある。

もし、将来「お前はお父さんとお母さんと血がつながってないらしいな!」
といじめっこに言われたとしても「そうだよ。でも愛でつながってるんだよ!」
と言い返せって教えようと思っている。

 


話は変わって・・・

ハッチはだいぶ歯が生えてきた。
家の中は子供対策がどんどんされており、あまり見張らなくても良いように
していたのでぱぱっちの実家では、なんでも舐めるハッチを見張り続け
大変な思いをした。

「最近ねずみが出るのよね〜」と義母は言っていたが、案の定次の日
ハッチは下痢になってしまった。

そして、アゴの周りにもなぞのブツブツが・・・。

 

ハッチ1歳1ヶ月の頃

 

ハッチは1歳1ヶ月になると、転びながらも部屋中を歩き回るように
なっていた。何か目新しいものがあると、超ハイスピードハイハイで
飛んでくる。椅子に上がったり、テーブルに登ろうとしたり、いたずらで
目が離せなくなる。

そして、なぜかドナルドダッグのような腹から笑う変な「フフフフン」という
笑い方がマイブームのようだった。

面白くないことがあると、わざと床に頭をゴロンとぶつけて大げさに泣く。


★マットレスでかくれんぼ

しょっちゅう布団というかマットレスの中に入って隠れ家のように遊ぶハッチ。
大事なものをそこに持って行くのが、自動的になっている・・・。

ある日たまごボーロがテーブルに転がると、すごい勢いで自分の口の中へ
次から次へとほおばっていた。
すんごい食欲・・・

 


ポリオの前日にまた転んで舌を切って出血してしまったが、そのことを
話すと端のほうにポリオの液をたらしてくれた。

 


1歳年上の女の子が遊びに来たが、すごいテンションが高く、
女の子(Sちゃん)はあきらかに引いていた・・・。

Sちゃんのおもちゃを取り上げては泣かせていたっけ。

Sちゃんのために敷いた布団だったのに、テリトリーに入ってくるハッチ。
とっても嫌そうな顔のSちゃんだった。

空気読めなくてごめんね・・・。
 

ハッチ1歳の頃



ハッチはめでたく1歳となる。待ちに待った1歳!

 

 

結局ハッチはとても順調に育ち、風邪も引かず、夜泣きもなく、夜は
ぐっすり寝てよく食べよく飲むパワフルな子であった。

 


そして、日曜日にぱぱっちの両親を呼び、一升もち祝いをした。
一升は背負えないのでお米一合を風呂敷に包み背負わせた。
(気持ちだからね・・・)

 



一人で立てるがなかなか歩くまで行かなかったが、この一週間後に
7歩ほど歩いた。

 


そして、ハッチは鼻かぜを引いてしまった。
MR注射の1回目があったが問題なく決行。

しかし、病院でうつったのか、数日後胃腸風邪にかかってしまい
一週間位下痢。ぱぱっちとままっちにも風邪がうつり嘔吐。

そしてこの頃から、朝起きた瞬間、口に手をポンポン当て
「あわわわわわ」とインディアンの真似をするようになりびっくり。
(誰も教えてないのにびっくり!)

 


 

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